×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


第七話

279 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/24(木) 22:31:27 ID:xB7xAkMOO

内藤はバイクを走らせ、怪人の方に向かい停止した

 !   !
(○т○)「消え去れ!!!」

怪人が巨大な光弾を内藤に向かって放つ

 ヽ   !
(= ЮωO)「来たお!!!」

./ ,' 3 `ヽ「リミッター解除。行ケマス。」

 ヽ   !
(= ЮωO)「うおおおおお!!!!!」


内藤は雄叫びをあげアクセルを吹かし、クレーターを利用し猛スピードでバイクごと空中へ跳んだ。
そして空中でバイクから更に跳び、光弾の中へ飛び込んだ

280 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/24(木) 22:33:29 ID:xB7xAkMOO

 !   !
(○т○)「ふん‥‥自滅したか?」

だが光弾は空中で停止し、少しずつ膨張していく
そして光弾は空中で弾け飛び、中から弾丸のような勢いで内藤の体が飛び出した

 !   !
(○т○)「何だと!!!!!」

 ヽ   !
(= ЮωO)「ギガライダァァ━━━━━キィィィィイイッッッック」

内藤の渾身の一撃が怪人の体を貫く。

 !   !
(○т○)「う‥‥‥ううう‥‥」

怪人は呻きながら地面へと墜ちていった。
内藤も地面へと静かに着地した。

288 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/24(木) 23:17:31 ID:xB7xAkMOO

次の瞬間内藤は自分の体からフッと力が抜けていくような感覚を覚えた。
思わず内藤は地面に膝をついた。

 ヽ   !
(= ЮωO)「はぁ‥‥はぁ‥‥これが反動かお‥‥確かに‥‥これは‥‥」

./ ,' 3 `ヽ「ダカラ止メタノニ‥‥」

いつの間にか近くによって来ていたXARAが呟いた。

 ヽ   !
(= ЮωO)「本当にキッツイお。‥‥二度とやらないお‥‥よいしょっと。」

内藤は立ち上がり怪人から元の姿に戻った女の方へ近付いていった。

「貴方の勝ちよ‥‥殺しなさい」

 ヽ   !
(= ЮωO)「嫌だお。お前を今から病院へ連れていくお」

「!!‥‥どういう‥‥つもり‥‥!?」

289 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/24(木) 23:18:24 ID:xB7xAkMOO

 ヽ   !
(= ЮωO)「お前は人間だお。それを否定したら僕も人間じゃ無いことになってしまうお。
      だから助けるお。
      外れてしまった道から元に戻れるなら‥‥戻るべきだお。」

「優しいのね‥‥でもそれはあの御方と戦うときに命取りとなるわ」

 ヽ   !
(= ЮωO)「どういう意味だお?」

「あの御方は最早<完全なるヒト>などと言うレベルではないわ‥‥。
 超越者。神の領域。
 貴方と言えども彼には到底叶わない‥‥」

./ ,' 3 `ヽ「警戒信号!!!!」

突如XARAが叫んだ。

./ ,' 3 `ヽ「強大なエネルギーの接近を感知。
       ココに向カッテイマス」

「あの御方が来たわ‥‥」

293 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/24(木) 23:30:45 ID:xB7xAkMOO

その存在を内藤も感じ取っていた。
だが妙な感覚だった。

既視感‥‥いや‥‥僕はコイツを良く知っている‥‥。

「ふふふ‥‥私はあの御方の理想が現実となるのをあの世でじっくりと見せてもらうわ‥‥その時‥‥世界は‥‥」

女の姿が光の粒子となり消えていった。
その瞬間辺りに聞き覚えのある声が響きわたる。

「ふ‥‥あの女も思ったより不甲斐ないな‥‥」
崖の上に唐突に人影が現れた
内藤の目が大きく開かれる。
嘘だ‥‥嘘だ‥‥。
内藤の口から声にならない言葉が漏れる

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡
  (  ⊂彡
   |=◎=|
   し ⌒J


 ヽ   !
(= ЮωO)「長‥‥岡‥‥?」

298 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/24(木) 23:42:35 ID:xB7xAkMOO

内藤は突然の出来事に狼狽していた。
どういうことだ!?長岡が‥‥敵の親玉‥‥!?

 ヽ   !
(= ЮωO) (何がどうなっているんだ‥‥?これも夢なのかお)

  _  
( ゚∀゚)「いやこれが現実だよ。内藤」

 ヽ   !
(= ЮωO)「!?(心を読まれた?)」

  _  
( ゚∀゚)「気付かなかったのか?
     どうやら古代人はテレパシーの様な能力も持っていたらしい。
     怪人達のノイズは不完全なテレパシー能力が感情を垂れ流しているのさ。」

299 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/24(木) 23:53:57 ID:xB7xAkMOO

内藤は淡々と語る長岡の姿に絶叫した。

 ヽ   !
(= ЮωO)「長岡‥‥何故だお‥‥何故こんな事を!!!!!!」

  _  
( ゚∀゚)「それが古代人の意志だから‥‥ひいてはこの世界の為だからさ。
     何故お前は目を逸らす?お前にも古代人の声が聞こえているはずなのに?」

 ヽ   !
(= ЮωO)「何の事だお!?」

  _  
( ゚∀゚)「ふふ‥‥あくまでとぼけるか‥‥まあいい‥‥
     内藤!!俺はもうすぐ冥界との扉を開く‥‥。
    その時こそ完全に力達は解放される!!この世界は楽園へと還るんだ!!!!」

 ヽ   !
(= ЮωO)「そんな事‥‥絶対に止めてみせるお!!!」

  _  
( ゚∀゚)「お前には無理だよ。内藤。」

 ヽ   !
(= ЮωO)「止めるお!!!!」

  _  
( ゚∀゚)「無駄だ!!!!!」

301 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 00:06:41 ID:l3JptxgeO

 ヽ   !
(= ЮωO)「例えここでお前をブチのめしてでも、お前をバーボンハウスへ連れて帰るお!!!!」

内藤は崖のてっぺんまで飛び上がり、長岡に殴りかかった。

 ヽ   !
(= ЮωO)⊃「ブーンパンチ」

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡  「変‥‥‥身‥‥‥」
  (  ⊂彡
   |=◎=|
   し ⌒J


長岡の体から激しい光が漏れる

 ヽ   !
(= ЮωO) (くっ!?止められた!?)

光の中で内藤の渾身のパンチは呆気なく片手で抑えられていた。
長岡は乱暴に崖の下へと放り投げた。

内藤は空中で反転し、膝をつきながらも何とか着地した。
次の瞬間内藤の目に入ってきたのは驚くべき物だった。

306 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 00:17:20 ID:l3JptxgeO

「無駄だと言っただろう‥‥‥内藤!!!!」

      _く_ゞ ∩
     (シ○∀O)彡
     ( □⊂彡
      |=◎=|
      し ⌒J

 ヽ   !
(= ЮωO)「!!!!!!!その姿は‥‥‥!!!!」

 _く_ゞ
(シ○∀O)「お前と同じだと思うなよ‥‥」

 ヽ   !
(= ЮωO)「それぐらいで‥‥怯む訳にはいかないお!!」

内藤は気合いを込め、長岡に左手をかざした。

 ヽ   !
(= ЮωO)「VIPビィィィィィム!!!!」


            ノ ̄ ̄\                       _ _ ___ _ __ _
 ≡. ヽ   ! V /  / ̄ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ _ _ __  _ __ _
≡ (=ЮωO)⊃I   /     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                
≡ (⊃¥)   P  ヽ    ________________  _ _ ___ _ _ __ __ _
 ≡/  ヽ    \ ヽ_/___________________ _ _  _ _  _
            ヽ___ノ

311 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 00:41:24 ID:l3JptxgeO

内藤の放った光線が長岡の姿を覆い隠す。
長岡は全く避ける素振りを見せなかった。確実にヒットしたはずだ。

だが土煙が晴れた時そこに立って居たのは傷一つ無い長岡の姿だった。

 _く_ゞ
(シ○∀O)「甘いな。Aカップのおっぱいでももうちょっと揉みごたえがあるぞ?」

 ヽ   !
(= ЮωO)「嘘だお‥‥VIPビームの直撃を喰らって‥‥無傷?」

長岡はゆっくりと内藤に右手を向けた

 _く_ゞ
(シ○∀O)⊃「タシロ・キャノン‥‥」

内藤の横を凄まじい速さで光線が走る。
内藤の背後で凄まじい爆発が起き、内藤の背中を激しい爆風が襲う。

長岡のタシロキャノンを受けた爆心は半径数十メートルが何もかも消え去っていた。

内藤は一歩も動けず、立ち尽くしていた。

316 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 01:19:11 ID:l3JptxgeO

 ヽ   !
(= ЮωO)「そんな‥‥」

 _く_ゞ
(シ○∀O)「内藤。確かにお前はあの力を100パーセント使いこなすことが出来る。
     だがな‥‥俺は力を300パーセント使いこなすことが出来るんだ

     意味が分かるか?
     俺はあの光を3つ受けたんだ」

 ヽ   !
(= ЮωO)「‥‥そんなの反則だお‥‥‥」

 _く_ゞ
(シ○∀O)「もっとも俺を倒せたとしても、もう扉が開くのを止めることは出来ないがな」

 ヽ   !
(= ЮωO)「!?どういう意味だお?」

322 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 01:34:10 ID:l3JptxgeO

 _く_ゞ
(シ○∀O)「鍵は開けられた‥‥
後は扉が開くのを待つだけだ。
それに俺と同じ光の力では扉を閉じる事は出来ないんだよ」

 ヽ   !
(= ЮωO)「くっ!?全て無駄だったと言うのかお!?」

 _く_ゞ
(シ○∀O)「さあ!!そろそろ終わりにしようじゃないか!!内藤!!!!!」

長岡がもう一度内藤に向かって手をかざす。

‥‥‥殺られる!!!

内藤が諦めかけたとき、突然バイクの排気音が響いた。

./ ,' 3 `ヽ「撤退シマス!!!オ乗リ下サイ!!」
内藤はハッと我に返りXARAに飛び乗り、そのまま走り去った。

長岡はそれを見送り、すっと手を収めると静かに姿を消した。

325 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 01:56:38 ID:l3JptxgeO

バーボンハウスまで走るバイクの上で、内藤の頭の中には色んなことが渦 巻いていた

長岡の事‥‥圧倒的な力の差‥‥手遅れとなった冥界への扉‥‥。

バーボンハウスへと着き、内藤は倒れる様にバーボンハウスの扉を開けた。

バーボンハウスは既に開店していたが、時間帯のせいか、客の姿は無かった。
マスターは傷だらけの内藤の姿を見て急いで走り寄った。

(´・ω・`)「ホライゾン君!?どうした!?」

(; ^ω^)「アイツが‥‥長岡が‥‥」

(´・ω・`)「ホライゾン君!!‥‥ジョルジュがどうしたんだ!?ホライゾン君!!ホライゾン君!!」

マスターの声が遠のいていく。
内藤の意識は薄れていった。

(´・ω・`) (ジョルジュ‥‥)

327 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 02:04:32 ID:l3JptxgeO

(´・ω・`)「ホライゾン君‥‥目が覚めたかい?」

( ^ω^)「う‥‥ん‥‥ここは‥‥。」

(´・ω・`)「私の家だ。ほら‥‥アイスコーヒーだ。とりあえずこれを飲んで落ち着いて欲しい。」

内藤は一口コーヒーを口に含んだ。
心地よい苦味が口の中に広がる。

(´・ω・`)「それより‥‥教えてくれないか?
       ジョルジュに会ったのか?」

内藤はうつむき、絞り出すように声を出した。

( ^ω^)「長岡は‥‥敵にまわったお‥‥。」
必死に出したはずの声が勝手にかすれる。

(´・ω・`)「詳しく‥‥教えてくれないか?」

329 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 02:14:15 ID:l3JptxgeO

内藤は少しずつ、事細かに起こった事を説明した。
マスターは顔色を変えず無言で全てを聞いていた。

(´・ω・`)「そうか‥‥」

( ^ω^)「すみませんだお‥‥僕に‥‥僕にもっと力があれば‥‥。」

(´・ω・`)「ホライゾン君‥‥頼みがある。
       息子を‥‥ジョルジュを止めてくれ。」

( ^ω^)「僕だってそうしたいお‥‥でも‥‥
      冥界への扉を閉じる方法も分からない‥‥。」

(´・ω・`)「扉か‥‥もし‥‥光の力に匹敵する別の力があれば‥‥
       だがそんなもの‥‥」

内藤の脳裏に何かが浮かぶ。
光の力とは違う力‥‥対極をなすもの‥‥忌むべき力‥‥。

( ^ω^)「あるお‥‥一つだけ‥‥あるお!!!」

331 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 02:21:32 ID:l3JptxgeO

マスターはハッと内藤の顔を見た。

(´・ω・`)「そんなものが本当にあるのか!?」

( ^ω^)「悪魔の力‥‥」

(´・ω・`)「悪魔の力‥‥あのブレスレットの事か!?
       だがあれは危険すぎる!!!君の父さんの命を奪った物なんだぞ!?」

( ^ω^)「確かに大きな賭になるお‥‥でもそれしか方法がないのならそれに賭けるしかないお
      僕にはもう立ち止まっている時間は無いんだお。」

333 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 02:38:39 ID:l3JptxgeO

(´・ω・`)「だが‥‥」

( ^ω^)「マスター‥‥僕はマスターの<与えられた力を何に使うかは自分自身が決めること>という言葉を信じて戦ってきたお
      だから悪魔の力でも使いこなしてみせるお‥‥‥‥僕の信じる物のために!!
      これは過信なんかじゃない!!僕の心からの決意だお!!!」

(´・ω・`)「そうか‥‥‥‥ホライゾン君‥‥ジョルジュを頼む。」

( ^ω^)「任せるお。アイツが嫌だって言っても引きずって帰ってくるお。」

内藤はそう言うとアイスコーヒーを飲み干し、立ち上がった。

( ^ω^)「よっこらセックスと‥‥じゃあ僕はもう行くお。善は急げ、だお」

(´・ω・`)「私も行こう。いや、行かせてくれ!!」

( ^ω^)「マスターが居れば心強いお。でも店は良いのかお?」

(`・ω・´)「そんなもの休業に決まっているじゃないか!!さあ支度をして出発だ!!!」

31 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 20:03:54 ID:l3JptxgeO

( ^ω^)「ところで富士の樹海ってどこにあるんだお?ブラジルあた りかお?」

(´・ω・`)「ホライゾン君‥‥そんな事も分からずに行く気だったのかい?
       高速を使えば三時間ほどで着くはずだよ。
       樹海の中で日が暮れると厄介な事になる。急いだ方が良いだろう」

( ^ω^)「詳しい場所は分かるのかお?日記には大まかにしか書いてなかったお」

(´・ω・`)「‥‥‥先に謝らなければならないね‥‥
       実は日記と一緒にブレスレットの詳しい位置を示したメモもあったんだ
       君が行くと言い出さないかと心配して私が隠し持っていたんだ‥‥だが君の決意を知って気が変わったよ。」

( ^ω^)「別に謝らなくていいお。心配してくれてありがとうだお」
 
33 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 20:05:43 ID:l3JptxgeO

こうして僕らは富士の樹海へと旅立ったんだお。
父さんが封印したブレスレットを探すために‥‥

( ^ω^)「ここが‥‥富士の樹海‥‥」

(´・ω・`)「そうだ‥‥
       先を急ごう。日没まで時間がない。一泊出来る程度の装備は揃えたが、今日中に終わらせるに越したことはない」

(; ^ω^)「気味の悪い場所だお。迷子になりそうだお」

(´・ω・`)「場所はXARAにインプットしてある
       XARAのスカルチノフシステムに搭載されたGPSがあれば、磁石のきかないこの場所ではこれ以上無い道案内になるはずだ」

./ ,' 3 `ヽ「本機の性能ナラばオフロードでも問題ナク自律走行が可能デス。」

( ^ω^)「便利なヤツだお。代わりにお前が荷物を持つお。」

./ ,' 3 `ヽ「アア‥‥ヤメテ‥‥」

こうして二人+一台は樹海への奥へと踏み込んでいく。

( ^ω^)「これじゃ本当に藤岡隊長だお。初代スレ思い出したお」

37 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 20:30:16 ID:l3JptxgeO

日が傾きかけた樹海の中を足早に歩く。
途中、自殺者の遺体に手を合わせたりしながらもXARAのお陰か一時間半程で目的の洞窟へとたどり着く事が出来た。

( ^ω^)「ここが‥‥」

(´・ω・`)「さあ‥‥行こうか」

マスターがポン、と優しく内藤の肩を叩いた。
だが内藤はその手をゆっくりと払った。

( ^ω^)「いや‥‥ここからは僕一人で行くお」

(´・ω・`)「!?ホライゾン君!!何を言っているんだ!?」

( ^ω^)「もし僕が悪魔の力に負けたら取り返しのつかない事になるお‥‥
      30分経って僕が出てこなかったら‥‥出てきたとしても悪魔の力に取り込まれていたとしたら‥‥僕を置いて先に脱出して欲しい お
      方向音痴の僕なら確実に野垂れ死ぬ自信があるお。」

38 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 20:31:00 ID:l3JptxgeO

(´・ω・`)「ホライゾン君‥‥」

( ^ω^)「それじゃあ行ってくるお。
      XARA、マスターのことを頼むお」

./ ,' 3 `ヽ「了解シマシタ。御武運ヲ。」

内藤はほんの少しだけその足に躊躇を乗せて、しかし普通にスタスタと歩いて行ってしまった。

こういう場面で勿体ぶるのは嫌いだ。出来る限り普通に。普通に。

(´・ω・`)「ホライゾン君!!!気を付けるんだぞ」

内藤は振り返らず手を振る。
まるで近所のコンビニへサンダルで出かけるかのような雰囲気だった。

44 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 20:57:59 ID:l3JptxgeO

洞窟の中は足下こそ不安定だったが、一本道だった。
あれだけ格好つけて中で迷うはめにならなくて良かった、と内藤は安堵した。

やがて洞窟の中の開けた空洞のような場所に出た。
真ん中で上からまるでスポットライトを浴びているかのように一つの鉄の箱が光りを受けながら鎮座していた。
内藤は天井を眺めた。
箱の頭上だけぽっかりと口を開けていた。

( ^ω^) (ここだけ‥‥穴があいてるお‥‥でも‥‥)

穴から風雨を受けた筈なのにその箱はまるでさびている様子がない。
洞窟の中の静けさも相まって、まるでこの空間だけ時間が止まっているようだった。

内藤は静かな足音を立てながら箱に近づく。

47 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 21:16:33 ID:l3JptxgeO

内藤は箱にそっと手をかける。

( ^ω^) (父さん‥‥開けるお‥‥)

ゆっくりと箱を開く。
中にはまるで全てが最高級のルビーで出来ているかのような、深紅の腕輪が入っていた。

内藤は大きく息を吸い、ブレスレットをはめた。
‥‥‥‥静寂。

( ^ω^) (なんだ‥‥別に何も‥‥ッ!!!!!!!)

内藤は崩れるように膝を付いた。

( ^ω^)「ぐっ‥‥あああ‥‥」

頭の中をどす黒い感覚が這いずり回る。
しかし、それはひたすらに快楽でもあった。

48 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 21:17:09 ID:l3JptxgeO

じんわりと心の中に何かが広がる。深い闇の中にいる心地よさ‥‥。

だが沢山の意識に触れてきた今なら分かる。
これは支配だ。ゆっくりと、しかし強い力で僕の心を侵していく。

(; ^ω^)「負ける‥‥ものかお‥‥
      ‥‥まだ‥‥守らなければならない物が‥‥沢山‥‥あるんだお!!!」

内藤の叫び声が洞窟の中に響きわたる。

( ^ω^)「過去の亡霊が!!僕の邪魔をするなお!!!!!!!!!」

49 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/25(金) 21:32:24 ID:l3JptxgeO

マスターは洞窟の前で不安げに内藤の帰りを待っていた。
マスターは落ち着かない様子で煙草に火を付けた。

(´・ω・`)y−~「どうしたんだ‥‥もうすぐ30分たつぞ‥‥」」

./ ,' 3 `ヽ「残念ナガラ洞窟内の封印のセイデ、彼の安否を確認デキマセン。」

(´・ω・`)y−~「くっ!!やはり無理矢理にでも止めれば良かったのか!?」

./ ,' 3 `ヽ「後悔シテモ何ニモナリマセン。
       取リアエズコノバーボンはサービスだカラコレデモ飲ンデ落チ付イテ欲シイ」

(´・ω・`)y−~「それ私のネタだし、私のバーボンじゃないか
        荷物の中から勝手に出さないでおくれよ‥‥」

./ ,' 3 `ヽ「スミマセン」

36 名前:
1 ◆ndPkY/NmQ6 投稿日: 2005/11/26(土) 21:44:33 ID:kT7elBNfO

その時、洞窟の中から足音が響いた。
暗い洞窟の中で人影が動くのが見える。

./ ,' 3 `ヽ「内藤様の物ト思ワレル反応を探知。状況ニヨッテハ、命令コマンドを実行シマス。
       撤退の準備をシテ下サイ」

(´・ω・`)「ホライゾン君‥‥」

ゆっくりと彼は洞窟の中から出てきた。
入った時と変わりない緊張感の無い姿だった。

( ^ω^)「お待たせしましたお」

(´・ω・`)「無事‥‥だったのかい?」

( ^ω^)「ええ‥‥ちょっとヤバかったけどなんとかうまくいったお」

(´・ω・`)「そうか‥‥それなら良かっ‥‥」

./ ,' 3 `ヽ「警戒信号!!!!!」

マスターが言いかけた時、突然XARAが叫んだ


戻る 進む