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第六話

855 名前: 1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 02:01:07 ID:4zfa7U8G0

医者 「・・・ふむ、内臓をうまく避けていたみたいですな」
   「これなら、命に別状はありませんな。ま、当分安静に」
( ^ω^) 「ありがとうございますお」
ツン 「すみませんわざわざ来ていただいて」

あの後、ブーンたちはすぐに道場へと戻った
先生とショボンは意識が無かったので先生はブーンが、ショボンはツンが背負って運んだ
ショボンは打撲と脳震盪
先生は腹を切ったショックで一時的に四肢が麻痺している他は問題なかった
ブーンは前歯を四本折っていたので、後遺症と言う点では一番の重傷かもしれない
後、付け加えておくとすれば、何故か母屋の厠(トイレ)に
顔が二倍になるぐらいにボコボコにされた少年がいたぐらいだが、別にどうでもいい

二人が目を覚ます間、ツンとブーンの間に気まずい沈黙が漂っていた

( ^ω^)・ツン「・・・・・・・・・・」

859 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 02:09:03 ID:4zfa7U8G0

自分に素直になる、と言ったものの、そう簡単に態度を変えられれば苦労 は無い
ましてや、自分の父親がどういう経緯か死にかけたのだ
道場を飛び出した時の勢いのままならば、あるいは何か進展があったのかもしれないが
今はそういう雰囲気ではない
父親のことを聞くべきなのか、それとも道場での決心を語るべきなのか、
でなければ、ショボンとの関係に対する考えを伝えるべきなのか
話題が多すぎて、どれにも絞り込めないでいた


ツン 「・・・・・・はぁ・・・・・・・・」


860 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 02:13:01 ID:4zfa7U8G0

一方、ブーンの心中も複雑であった
まず、先生とショボンの容態が気にかかる
大丈夫と医者に言われても、目を覚ましてくれるまでは安心していられない
それと、二人が起きてくれない限り、今回の、ことの全容はまるでわからないのだ
ブーンは毒男と話こそしたが、あの程度の会話では何がなんなのかさっぱりだ
ツンに到ってはラストにちょこっと出て、いいとこを持ってくばかりで情報は何も無い

毒男は一体何ものなのか、先生が自分に刀狩などというものを命じた理由はなんなのか、
ショボンの尋常ではない取り乱しようはいったいなんなのか、

そして、これが一番重要なのだが、
ツンとの婚約うんぬんの件は一体どういう意味で、結局どうなっちゃうのか
それをどうにかしないと、ツンとのわだかまりは消えないだろう
つまり、今ここで喋るべき話題が何もないのだった

(;^ω^) 「・・・・・・・・・ふう・・・」

862 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 02:23:18 ID:4zfa7U8G0

沈黙は、第三者が入り込むまで続く物だと思われたが、
意外にもそれを終わらせたのは、ツンのほうであった

ツン 「・・・ね、ねぇ・・・・ぶ、ブーン?」
(;^ω^) 「ん!!??? なな、な、なんな、ななんなんだお?」

いくらなんでもお前ら構えすぎだ

ツン 「えーと・・・その・・・・あ!」
  「歯・・・・・大丈夫・・・・?」

無理矢理出した話題のせいか、それとも道場での意識改革のためか
いつもと感じの違うツン

(;^ω^) 「ふぇっ!? だ、大丈夫というかなんというか・・・!」
        (なんか・・・・ツン・・・・優しくないかお?)

864 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 02:36:40 ID:4zfa7U8G0

ごくごく普通に考えて、今の会話の出だしだけで『優しい』という判断は まずでない
強いて言うならば『普通』といったところなのだが
どうにもブーンはツンのこう言った言動に免疫が無い様子

(;^ω^) 「ぜ、全然へいきだお!?」

一撃でこの有様だ

ツン 「・・・そんなわけないでしょっ? いいから、ちょっと見せてみなさいよっ」
(;^ω^) 「ふがぁ・・・・・・・・」(ちょ!これ・・・はずかしいお!?)
ツン 「うっわ・・・・抜いちゃったんだ・・・・?・・・痛そう・・・」
(;^ω^) 「ふがぁ・・・・・・・・」(あっ・・・! 見られてる!見られてるお!)
ツン 「・・・・う〜ん・・・・・・あ、虫歯だぁw」
(;^ω^) 「ふがぁ・・・・・・・・」(待つお!ちょっと待つお!これなんてエロゲ!?)

ブーン、わかったから少し落ち着こうな?

867 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 02:51:37 ID:4zfa7U8G0

異性の口の中というものはそんなにも興味深いものなのだろうか?
今、モニターの前で頷いたやつに問う。それは一体何フェチだ?
放っておけばいつまでも見ていそうなツンに、流石に耐え切れなくなったのか

(;^ω^) 「ひょ・・・・ひゅん、ひょっひょ・・・」(訳:ちょ、ツン、ちょっと)
ツン 「・・・ん? 何よ?」
(;^ω^) 「ひっはひ、ひふあれいへういあお?」(訳:いったいいつまで見てるきだお?)
ツン 「・・・・・・? ・・・・・・・・!」

言われて、自分のしている行為が、いかに恥ずかしいか気づいたのか
ぼっと顔を赤くすると、

ツン 「な・・・・っ! な、何勘違いしてんのよっ!?」
   「い、いい今のはあれじゃない? 純然たる医療行為じゃない?」

ブーンの頬を両横から掴むように締め始めた

(;^ω^) 「ひはいお! ぼべばひゃひゅはに、ひあいお!?」
      (訳:いたいお! ソレは流石にいたいお!?)

どうでもいいが眺めるだけでそれは医療行為と言っちゃうのだろうか?

872 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 03:11:04 ID:4zfa7U8G0

(;^ω^) 「酷い目にあったお・・・・」
ツン 「なによっ!? それってアタシが全面的に悪いみたいじゃないのっ!」
(;^ω^) 「いあっ!? そ、そう言う意味じゃないお!?」

緊張の糸が緩んだのか、二人は徐々にいつもの調子を取り戻し始めていた

ツン 「それじゃあどういう意味で言ったのよっ!?」
(;^ω^) 「・・・・・・・・・・・・・」
ツン 「・・・・・・・・・・・・・・・」
( ^ω^) 「・・・・あー、これからごはんはどうやって食べればいいんだお?」
ツン 「・・・・・・そう、奥歯ももういらないって意味だったのね?」
(;^ω^) 「ちょ!? なな、なんだお、その不思議解釈は!?」
ツン 「待っててね? 今、手ごろな石を探してくるから」
(;^ω^) 「また石かお!?」

と、二人がじゃれているとき

先生 「・・・・ん・・・・・・? ・・・ここ・・・は・・・・?」

先生が目を覚ました

5 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 15:01:03 ID:4zfa7U8G0

(;^ω^) 「先生、目がさめましたかお!?」

だだっ! と、ツンから逃げるようにブーンは先生に走りよった
先生は身体を起こし、自分が部屋にいる事が信じられないのか、きょろきょろとしていた

先生 「ブーンか・・・・なぜ・・・私は生きている・・・・?」
   「いや、それよりも・・・・・お前が生きていると言うことは」

先生は、まず自分に命があることに驚き、
そしてブーンを見て、やりきれない顔をする

( ^ω^) 「先生、大丈夫だお!」
先生 「・・・・? なにが・・・・だ・・・・・?」
( ^ω^) 「ショボンもちゃんと生きているお!」
先生 「・・・・・!?」

先生は、本当なら喜ばしいはずのその話に・・・・・・涙した

7 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 15:01:23 ID:4zfa7U8G0

(;^ω^) 「せ、先生! いったいなんで泣いてるんだお!?」
先生 「うぅ・・・・すまぬ・・・・すまぬ・・・・・」
   「うれしいさ・・・・・ああ、うれしいさ・・・・」
   「・・・・だがな・・・・これで・・・全ては水の泡だ・・・・・・」
(;^ω^) 「先生・・・・・・?」

泣きじゃくり、全く要領を得ないことを言う先生、戸惑うブーン。・・・・・とそこへ

ツン 「・・・・・大の大人が泣いてんじゃないわよっ!?」
先生 「ぐがっ!?」

ゴギィッ!!

手ごろなサイズの石を持ったツンが、それで先生をしばき倒した

先生 「・・・・・!・・・!! ・・・・!!!」
(;^ω^) 「ちょ、ツン! そのサイズは命に関わるお!?」
      「ていうか、怪我人だお!? ていうか、先生喋れなくなってるお!?」
ツン 「うっさいってば。一度死にかけたんだし、もう怪我人だから怪我が増えてもおんなじ」
  「さっきっからぐずぐず泣いてるだけなんだから、喋れなくってもおんなじでしょ?」

大分、無茶苦茶なことを言う

12 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 15:10:29 ID:4zfa7U8G0

頭を抑えて、今度は別の意味で涙眼の先生に、ツンが言う

ツン 「痛いのは生きてる証拠! ブーンもショボンお父様生きてる!」
  「だったら、今度は生き残る努力をすべきじゃないのっ!?」

一息

ツン 「あの毒男ってやつをぶっとばしてねっ!」
( ^ω^) 「そうだお!」
ツン 「だからお父様! ・・・知ってること、洗いざらい吐いちゃって♪」
(;^ω^) 「ちょ、こわいお!?」

先生は、二人の言葉に

先生 「・・・・生き残るため、か・・・・・・・わかった・・・・・・・・」
   「私が、生き残るために、いや、ツンと道場を生き残らせるために」
   「選んだ道・・・・・・・・全て・・・・・・教えよう・・・・・!」

後悔と自責だらけの言葉を吐く

15 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 15:23:35 ID:4zfa7U8G0

あれは、十年前のことだった
当時は城の剣術指南役などではなかった先生は
それこそブーンの親同様、町民そのものの暮らしをしていた
暮らしは楽ではなかったものの、飲み食いに困るようなこともなく
それなりに充足はしていた

ある日、町外れの林で先生は一人鍛錬をしていた
木剣をゆるゆると構え、構えが完成すると同時

先生 「セィアッ!」

ガゴォ! と、木に打ち込む

ニュー速流を極めれば、木剣で大木の両断もできると言う
先生はその境地を目指し、ひたすらにその鍛錬を繰り返していた

16 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q [sage] 投稿日: 2005/11/17(木) 15:32:28 ID:4zfa7U8G0

弟子の数も両の指で数えられる、今だからこそできることだ。先生はそう 考えていた
これ以上弟子が増えれば、自分の鍛錬にここまで時間は割けない
かといって、少なければ、娘と自分は生活などできるはずも無い
そして、あと十年もすれば、自分の身体は確実に衰える。そうなっては遅い

今・・・・・そう、今しかないのだ・・・・・

ガコォ!! ガコォ!! ガコォ!!・・・・・・・

ひたすらに、闇雲に、木剣を振り続ける
すると、

ガコォ!! ガッ! ベキィっ!!

先生 「・・・・!?」

木剣が、繰り返される打ち込み耐え切れず、半ばから折れてしまった
悪いことにその木剣は・・・・・・・・・・・・・・

侍1 「いてぇっ!?」
侍2 「うわっ、なんだこりゃ」

歩いていた若い侍二人に当たり、さらにそこには、

('A`) 「おい、そこのおっさん」

毒男が、いた

182 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q 投稿日: 2005/11/18(金) 12:28:49 ID:8o/e5AON0

汗をぬぐい、先生は三人にへと近づく

先生 「すまない・・・・怪我をさせたのなら・・・あやまる」

と、深々と頭を下げたとき

先生 「・・・・・っ!?」

何か、背筋に寒気を感じ、本能のままに左へと跳んだ。すると、

ブォン! と、今まで先生が立っていた位置を、白刃が通り過ぎた

侍1 「あ〜? 謝る気があるんなら、今の避けちゃだめだろ?」
先生 「・・・・きさま・・・・・・!」
侍2 「ま、それが嫌なら、有り金全部でもゆるしてあげるよ?」
('A`) 「・・・・・・・・・・・・・」

いやらしい笑いを浮かべた二人は、先生を両側からはさみこむように立ち
残った毒男は、町へと続く道をふさぐように移動した

183 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q 投稿日: 2005/11/18(金) 12:36:08 ID:8o/e5AON0

三人、か・・・まずいな・・・
先生は思う
やりあえば、勝てない人数ではない。だが、手加減もできるとは思えない

先生 「・・・・・ふん・・・欲しければくれてやる・・・・それで酒でも飲めばいい」

チャリン、と軽い音を立て、刀を抜いた方に銭入れが落ちる
あさましくソレを拾った侍は、下卑た笑いを浮かべながら中身を勘定

侍1 「おい・・・・なめてんのか・・・・?」
先生 「ソレが、有り金全てだが・・・・? なに、飲み食いするには、事足りるであろう?」
侍2 「・・・・ま、どっちでも良かったんだがな」
先生 「・・・・? ・・・・何がだ?」

そう返すと、もう一人のほうにこう言った

侍2 「おい、適当な理由はもう作んなくっていいぞ? どの道、誰か斬りたかったんだ・・・!」

男は抜刀した

184 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q 投稿日: 2005/11/18(金) 12:44:44 ID:8o/e5AON0

横目で、抜刀した男の動きを見ると、先生は驚いた

先生 (・・・・・! ・・・・・なんと・・・見てくれだけか・・・・)

前のめりに、抜刀するその様は、先生の目から見て、酷く不恰好だった
大仰で、堂々としたその動きは、素人ならば怯えるかも知れない
だが、少しでも腕に覚えがあるものから見れば、無駄が多すぎる
当然、そこから繰り出される一撃も・・・・・

侍2 「チェストっ!!」

上段からの真っ向斬り
先生は一歩だけ2の方に踏み込み、折れた木剣の柄でそれを無造作に払う

侍2 「な・・・・っ!?」
先生 「・・・無駄が多すぎるな・・・それでは猫も切れんぞ?」

つまらなそうに言い放つ
これならば、十分にあしらえる。金を投げる意味は無かったようだ

187 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q 投稿日: 2005/11/18(金) 12:52:45 ID:8o/e5AON0

侍1 「こいつ・・・・できるぞ・・・!」

お前らが出来なさすぎだ、と思うが口には出さない
この程度なら、弟子の中で最年少、12のブーンにすら勝てないだろう

先生 「強盗ならば・・・・容赦する必要は、ないな?」
侍2 「・・・くっそ、死ねぇ!!」

視線を1に向けた隙を、本人は狙ったつもりなのだろう
だが、先ほどと同じ真っ向斬りは、目をつぶっていても避けられる
スィ、と軽く身体をそらせてかわす

先生 「刀は鍬ではないというのに・・・・・刀は、こう振るものだ」
侍2 「うぐっ!? ・・・・う」

流れるような踏み込みと腕の振りは、音も立てず、
2のみぞおちに柄をやすやすとめり込ませていた

188 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q 投稿日: 2005/11/18(金) 13:01:40 ID:8o/e5AON0

どさ、と倒れる男を一瞥もしないまま、片割れに声をかける

先生 「どうした・・・来ないなら、金は返してくれないか・・・?」
    「夕飯を買わないとならないのでな」
侍1 「ふっざけやがって・・・・・・!!」

どたどたと、本当に剣術使いか? と疑いたくなるような足裁きで男が近づく
八双(拳を顔の横の置くような構え)の位置から、
まるでバットでも振るように先生の胴めがけての打ち込むが

ガッ!

侍1 「・・・・な・・・?」
先生 「・・・・来る位置がわかれば、防がれるとは思わないか?」

短くなった木剣が刀に食い込み、防がれた

先生 「・・・・下らぬ物に、邪魔されたものだな・・・・・」
侍1 「かはっ・・・・・・・・・」

心底つまらなそうに、ため息交じりに、先生はもう一人を手刀で昏倒させた

193 名前:
1 ◆3mfWSeVk8Q 投稿日: 2005/11/18(金) 13:11:27 ID:8o/e5AON0

倒れた男の懐から、投げ渡した銭入れを抜き取り、しばし考えてから、男 の銭入れも抜き取る
まあ、授業料と思えば安いだろう
多少懐が暖まったところで、最後の一人に声をかける

先生 「・・・・君は・・・・どうするね・・・?」
('A`) 「・・・・・くくく、やっとまともそうなやつに会えたな?」

おかしそうに笑う毒男を、先生は不思議に思った

先生 「ほう・・・? 敵討ちとばかりに、切りかかるものとばかり思っていたが?」
('A`) 「wwwwかっはははは、冗談きついぜ? こんなやつらの仇なんかとるかよw」
先生 「友達は、大事にすべきだと思うがね・・・?」
('A`) 「どうでもいいってwwwどうせ噛ませ犬だからなw」
先生 「かませ犬・・・・? どういうことだ?」

先ほどの二人とは違う、はっきりと剣客の空気を感じさせる毒男の物言い
先生は、嫌な予感、とでも言うのだろうか? 肌を粟立たせていた
そして、その予感は奇妙な形で当たった

('A`) 「くくく、おっさん! 本日の夜、果し合いを申し込む! 無論、真剣でだ!」

197 名前: 1 ◆3mfWSeVk8Q 投稿日: 2005/11/18(金) 13:20:38 ID:8o/e5AON0

先生 「なんだと・・・・・・?」

耳を疑う言葉だった
こいつは今、おっさん、と自分のことを呼んだ。つまり、名前を知らないのであろう
名前も知らない、有名か無名かも知れない相手に果し合いなど
敵討ち以外ではありえないのではないのか?

先生 「・・・・・・貴様、何を考えている・・・・・?」
('A`) 「かっはははははwwwwwアンタも侍だろう? 侍だったら・・・」
   「つぇえやつとやりあいたいっ、てのは、こりゃ本能じゃねぇか?」

本心から楽しそうに言う毒男に、嘘は感じられない
若さゆえの無謀と、切って捨ててしまえばそれまでだが
軽薄そうな物言いのそこに、信念も感じた。つまり、本気だと。

('A`) 「さあっ!? 武士なら武士らしくっ、返答しろ!」
先生 「ああ・・・・だが断る」


200 名前: 1 ◆3mfWSeVk8Q 投稿日: 2005/11/18(金) 13:29:26 ID:8o/e5AON0

('A`) 「・・・・・!? ・・・・ど、どういうことだぁ!?」

予想外の返答に、戸惑いと怒りを隠せない毒男
先生はそんな毒男におかしそうに口の端をつりあげ、答える

先生 「勘違いするな」
('A`) 「!?」
先生 「今日は娘と夕飯を食べる。懐も暖かいしな・・・・」
  「ゆえに・・・・・試合うなら、明日の夜だ・・・・!!」
('A`) 「へ、へへへw アンタも、同じ穴のムジナってわけか・・・w」

正直に言おう
自分はわくわくしていた、意気が高揚していた、興奮していた。
老いる前に、流派を極めようと、そればかり考えていた矢先の、真剣勝負
目の前の男の実力の程は、まだわからない
だが、自分の、ニュー速流の、力を試す機会をくれたことに、純粋に感謝した

先生 「きょうは・・・互い身体を休めよう・・・?」
('A`) 「しぶいねぇwwww明日が楽しみで、今夜は寝れそうにないなw」


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