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第一章

19 名前: 以下、名無しにか わりましてVIPがお送りします 投稿日: 2005/11/14(月) 01:05:46 ID:RFUKI4i00

ブーンは不治の病にかかってしまった。
治療法は見つかっていない。
発見が早く、その病気の研究をしている大学病院に入院できたのは幸いだ。


(*・ω・)内藤さん、採血の時間です
( 'ω`)ぁ・・・・

20 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます 投稿日: 2005/11/14(月) 01:10:53 ID:RFUKI4i00

(*・ω・)今日は、お天気もいいし散歩はどうですか?
( 'ω`)・・・・

ブーンはしゃべるときもあれば、まったくしゃべらないときもある。
一日の大半を寝ていることもある。
脳の言語を司るある部分になにかあるのが原因だとかいわれているけどはっきりしない。
素人の僕にはわからない。
ただ、できるだけ見舞いに行くようにしている。
外部からの働きかけで、症状がやわらぐかもしれない、と医師が言ったからだ。

23 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます 投稿日: 2005/11/14(月) 01:29:24 ID:RFUKI4i00

ブーンの両親は10年前に事故で亡くなっている。
遠い親戚に世話になり、奨学金で大学に行き、一人暮らしをしている。
友達も少なく、僕と一番仲良くしていた。
そんなブーンに、女の子の知り合いがいたとは驚きだった。
それがわかったのは、入院して一週間ほどたったときだ。

いつもどおり授業を終え、教室をでたところで、女の子に呼び止められた。
ξ*゚-゚)ξ さいきん、ブーン君見ないけど、どうしたの?
――ちょっと入院してて
ξ*゚听)ξなにそれ!
――よければこれから見舞いに行くんですけど一緒に行きますか?
ξ*゚听)ξ―べ、べつに内藤君が心配だからじゃなくて、ノートかえしてもらってないから!!
――わかりました。行きましょう

25 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます 投稿日: 2005/11/14(月) 01:41:05 ID:RFUKI4i00

毎日のように通っているので僕は顔パスだ。
ちょっと好みの看護婦が会釈した。
(*゜ー゜)そちらは?
――内藤君の友人です
(*゜ー゜)あら、彼女?
ξ*゚听)ξち!ちがうわよっ!!!

ツンデレだなぁ、と思いながら、ちょっぴりブーンに嫉妬した。
しかし彼は今不治の病にかかっている。そんなこと考えてる場合じゃない。
――まえもっていっておくけど
ξ*゚听)ξなに?
――見た目は何も変わってない。ただ、無気力で言語能力に障害がある。
ξ*゚听)ξここまで来て帰れるわけ無いでしょ!

僕は、病室のドアを開けた。

26 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます 投稿日: 2005/11/14(月) 01:49:26 ID:RFUKI4i00

病室は一人部屋で、東向きの窓がついている。
白いベッドの脇には栄養補給の点滴台――食事を取らずに寝ている日もあるので――
があり、棚にはTV。
内藤は眠っていた。
――今は寝てるみたいだ。
ξ*゚-゚)ξ・・・・
ツンデレに、ブーンの病気のことを説明した。
ξ*゚-゚)ξ・・で、どうなるの?
――わからない。まだ、前例が少ないらしいんだ。
ξ*゚听)ξ前例って。。。他の人はどうなったの?
――図書館の医学書で調べてみたけど、発狂か眠ったまま死亡・・・
ξ*゚-゚)ξ・・・
――まぁ、それは結構古い資料だったから・・・それより、なんでブーンのことを知ってるの?

29 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます 投稿日: 2005/11/14(月) 01:57:07 ID:RFUKI4i00

('A`) ・・・それより、なんでブーンのことを知ってるの?
ドクオ君はそう言った。
私は、去年同じ授業を受けていたと答えた。
信じられない。
あんなに元気な内藤君が、こうして、青白い顔でベッドに横たわっている。
('A`) ・・・何かあったかい飲み物買ってくるよ。何が良い?
――なんでもいいわ
ドクオ君が女の子と話すのをみたことがない。
でも、結構気が利くみたいだ。
もう一度、内藤君の顔を見る。
布団のかすかな上下で、呼吸はしているのがわかる。

33 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし ます 投稿日: 2005/11/14(月) 02:03:54 ID:RFUKI4i00

どうして。
どうして。
どうして。
―思考が混乱する。
いつも後悔してばかりなの。
目が熱くなり、涙がこぼれそうになった。
そのとき、ドアが開く音がした。
('A`) 買って来たよ。午後の紅茶だけど。。。
――ありがとう
わたしは熱い缶をうけとった。ミルクティは好きなので少しうれしかった。
ドクオ君は同じ缶をもう二本持っていて、一本をベッドの横にある棚の上においた。
私たちは黙って紅茶を飲んだ。

37 名前: ◆fDrvxgSyBQ 投稿日: 2005/11/14(月) 02:09:33 ID:RFUKI4i00

その夜は良く眠れなかった。
内藤君の姿を思い出す。
授業中の後姿、廊下を歩く姿、ドクオ君と食堂にいたこともある。
決してかっこいいタイプじゃない。
なのに、気になってしまう。でも、いざしゃべるとなると照れくさくて・・・・。
―私のバカ。
こんな自分が嫌になる。
もっと素直になれたらいいのに。
それなら、後悔せずに生きることができる。

70 名前:
◆fDrvxgSyBQ 投稿日: 2005/11/14(月) 18:27:23 ID:RFUKI4i00

内藤とは、そんなに仲が良かったわけではない。
僕も内藤も休日にどこかに遊びに行くタイプではなかったので、
メールのやり取りぐらいだ。
出会いは、一年のときの英語の授業だった。
内藤が僕の隣に座った。理由は単に、他に席が空いてなかったから。
( ^ω^)ここ、空いてるかお?
――空いてます
( ^ω^)どうもだおw
独特のしゃべり方に少し苛立ちを覚えたが、内藤の人のよさそうな笑顔にかき消された。
( ^ω^)内藤ホライズンだお。君は?
なんてこと無い出会いだ。

72 名前:
◆fDrvxgSyBQ 投稿日: 2005/11/14(月) 18:34:08 ID:RFUKI4i00

翌週の授業も、内藤は隣に座った。
正直言って、うれしかった。
(控えめに言えば)社交的ではないので自分から友達を作るのが苦手な僕に、
内藤は積極的に話しかけてくれた。
そんな内藤だから知り合いは僕よりは多かった。それでも、女の子の知り合いは
皆無なのが僕をほっとさせた。
僕は、内藤を結構社交的で、友達の多い―でも女の子が苦手な―人だと思っていた。
でも、今思えばそれは違うみたいだ。
内藤が入院したのを、ツンデレさんと僕以外しらない。
昨日帰り間際に、看護師がツンデレに言ったのだ。
―ドクオ君以外にお見舞いに来てくれたのははじめてよ―
と。

73 名前:
◆fDrvxgSyBQ 投稿日: 2005/11/14(月) 18:49:45 ID:RFUKI4i00

ツンデレさんは資格をとる為の授業やサークルがあるので、毎日は見舞い にいけなかった。
しかし、行くときは僕と一緒で一人では絶対に行かない。
初めは毎日行っていた僕も流石につかれてきて、いつのまにかツンデレさんが行ける曜日だけ
行くようになった。
そうして行きかえりに少しずつ、話すようになった。
ツンデレさんは照れて(というより怒ったようにいうから僕はちょっと怖い)はっきり言わないけど
内藤のことが好きなのはもちろんわかっている。

79 名前:
◆fDrvxgSyBQ 投稿日: 2005/11/14(月) 19:01:40 ID:RFUKI4i00

( 'ω`)ァ・・・ァ・・・ドく・・・ヲく・・・n
――すっかり寒くなったな。
( 'ω`)・・・ん・・・
ξ*゚-゚)ξ・・・・。
お見舞いに来るけどツンデレさんは話さない。
――これ、買ってきたんだけど。
僕は、うまい棒を出した。
( 'ω`)あ・・・・・。。
――内藤の好きな納豆味とたこやき味だ
( 'ω`)・・・ありガ当・・・

――今日は、結構しゃべれたかな
ξ*゚-゚)ξそうね
――ねえ・・・
ξ*゚-゚)ξ何?
僕は、だいぶツンデレさんと話すときに緊張しなくなっていた。
でもやっぱり、他の女の子と話すのは苦手だ―機会も無いけど―。

――なんで内藤に話しかけないの?

89 名前:
◆fDrvxgSyBQ 投稿日: 2005/11/14(月) 20:08:08 ID:RFUKI4i00

――・・・・・。
('A`)あ・・・無理に話さなくてもいいけど・・・うん・・・先生が、出来るだけ話しかけたほうが
いいからって・・・・いってたから・・・
ドクオ君の声はだんだん小さくなる。
――・・・・何を話せばいいのかわからない・・・
('A`)・・・・
――そんなに・・・話したこともないし・・・・
('A`)そっか・・・・
嘘。
ほんとは叫びたい。
元に戻ってよって。いつもの内藤君に――

⊂二二二( ^ω^)二⊃ツンデレさん?どうしたお?げんきだすおwwwwww

ふいに、初めて内藤君と話した時のことをおもいだした。
顔が熱くなる。

――さん、ツンデレさん?どうかした?
ξ*゚听)ξな、なんでもないっ
ツンデレさんはバス停に向かってずんずん歩き出した。
――ちょっwwwww

あ、こける。

その瞬間はスローモーションだった。
段差に躓き、前のめりになる体――。
自然に体が動き、僕の腕はツンデレを受け止めていた。

94 名前:
◆fDrvxgSyBQ 投稿日: 2005/11/14(月) 20:15:44 ID:RFUKI4i00

やわらかい。
女の子の体に触れたのは初めてだった。
ξ*゚听)ξちょっ・・・・
――ご、ごめん・・・
慌てて手を離す。
ξ*゚-゚)ξ・・・あ・・・ありがと
――あ・・・・ああ
運がいいのか悪いのか、ちょうどバスが来た。
ξ*゚-゚)ξそれじゃ・・・
――うん
ツンデレを乗せてバスは去っていった。
僕は家路を辿りながら、さっきのことを考えた。
あったかくて、やわらかかった。
女の子の胸。
考えただけで下半身は反応した。

その夜、ツンデレの胸の感触をネタにオナッた。
3回も。
けれど、浮かべる顔はツンデレではない。
まともに彼女の顔を見たことが無かったのを思い出した。
――今度は見てみようか。
見てみる?見てどうしようというのだ。
――ネタにするのか?
そんなことしたら、もう二度と彼女の顔を見れないだろう。

ツンデレは内藤が好きだ。
内藤はどうなんだろう。
そして僕は?
なんだかひとつ疑問が生まれてしまった。

97 名前:
◆fDrvxgSyBQ 投稿日: 2005/11/14(月) 20:23:57 ID:RFUKI4i00



    ――兆候はあった。
     でも、たいしたことはないと思っていた。
        それが甘かった。
    体が言うことをきかないんだ―― 
          畜生。
          畜生。
          畜生。

                                  救いの神は――



(*゜ー゜)あら、またんき先生
(・∀・)うはwwwww治療法が見つかったかもwwwwww
(*゜0゜)えっ・・・もしかして、内藤ホライズンさんの・・・・?
(・∀・)この病気の研究の第一人者の――

中嶋バルケンを招くことにした

    ,,..,,,,_  
    ( ,' 3 )
     (つ/ )
      |`(..イ
     しし'


⇒To be continued.


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